田中一村展
先日、守山の佐川美術館で開催されている田中一村展に行ってきました。
田中一村という人は、栃木県に生まれ子どもの頃から南画を描き、晩年は奄美大島に定住し才能を開花させた日本画家です。
日本のアンリ・ルソーとも言われることがあり、確かに作風が結果的に近いかもしれません。
人が一生をかけて1つのことに打ち込むためには、多くの犠牲にしなければいけないことがあると思います。そうして描かれた珠玉の作品は、やはり圧倒され心に大きく響きます。
特に晩年の作品は素晴らしく、桜の老木から毎年美しい花が咲くように、人は年をとって醜い姿になってもキラキラ輝く宝石のような花を咲かせることができるのだと強く思いました。