日本レコード大賞
子どもの頃年末になると 今年のレード大賞は「布施明だ」「いや 森進一だ」などと多くの人が関心を集めて大きな話題になったものです。そしてその賞は厳粛な審査を経て、その年に最も活躍した歌手がその栄誉に輝くのです。当時まだ子どもだった私でさえワクワクして、テレビ番組を見ていました。
しかしその日本レコード大賞自体がいつ頃かなんとなく色褪せ始め、今ではそれほど大きな話題にもならなくなってしまいました。
わたし自身としてはとても残念で、今でもあの当時のように華々しくやって欲しいのですが、どういうわけかそれほど盛り上がっていないようです。(取りやめの話も聞いたことがあります。)
その原因は、簡単に言えば権威が落ちたのでしょう。それには詳しいことは分かりませんが、レコード会社や芸能事務所の権力闘争などの成れの果てとも言われています。
こういうことは他にも起きるのかもしれません。
例えば今権威のある、オリンピック、ノーベル賞、カンヌ映画祭、世界遺産 ‥
スケールは全然違いますが、いつかそれ自体が急にしぼんでしまうということは十分にあると思います。
「あ そういう事!」
そう思われた瞬間に、退色が始まります。
日本レコード大賞は本当に残念な事でした。