ロゴデザイン工房 ロゴ太郎

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流れ

デザインの仕事の場合、なんとなく感じることですが、良い結果が出るためには一つの「流れ」のようなものがあります。
一つのデザインの仕事を始める前に、普通は事前にクライアントから様々な要望が伝えられます。私たちデザイナーは、それをできるだけ反映させようと、あらゆる手を使って完成させていきます。そしてだんだん、それはイメージの太い川の流れのようなものができてきて、やがて強い流れになってきます。クライアントから後から出される無理難題も、この流れのようなものが強く太いものであれば、大概の場合流れに逆らうことなくいいよいうに流れていきます。すべて好循環というか、ノリのようなものが生まれます。

しかし最初の段階で、例えばクライアントが細かなことにこだわられたり、大きな流れを作ることに意識がない場合、失敗に終わることがあります。終わればそれはいい方で、なにか中途半端なまま、先へ進んでいってどうにもならない恥ずかしいプロジェクトになってしまうことも、多々あります。

人でも、創作物でも、なぜか一瞬輝くということがあります。やることなすことすべていいように進んでいる状態です。それは例えば大きな個性であったり、安定した理念であったりと、やはりそこには大きな流れのようなものを感じます。

私たちデザイナーは、いつでも大きな流れのしっぽのようなものを捕まえることに全力をあげます。そのためにはときにはクライアントの小さなこだわりのようなものを、黙殺することもあります。その小さなこだわりのせいで、大きな流れを作れなくて失敗に終わることを何回も経験しているからです。

具体的な話では、例えば何かポスターのプレゼンがあったとします。私はこのポスターがどんな役割を持っていて、どんなふうに見られてどんなふうな効果を発揮するかを必死で考えます。多くの資料や頭の引き出しをフル活用しておぼろげなイメージを提案します。最初はたいがい遠くの方に小さな光が見える程度です。
そんなときにクライアントの中にはそのイメージを捕まえることは二の次で、最初から誤字脱字だけが気になり勝ち誇ったように大いに指摘して、イメージ作りの流れを遮ったりされる方もいます。もちろん誤字脱字はないほうがいいのですが、それはこの場合大きな問題ではなく最終的にちゃんとチェックを怠らなければいいだけの話です。
しかしものを作り上げることに不慣れな人、不向きな人も当然います。そのような場合は、丁寧に説明するしかありません。
大切なことは、みんなで世の中に無かったものを生み出そうとしている意識。そこに参加している誇りのようなものを、どう感じていただけるかだと考えています。どんな小さなリーフレットでも世の中に無かったものを生み出すということは大変なんですよ。

皆様、よろしくね

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