幽霊がいるか、いないか
私は子どもの頃、祖父が大好きで大好きで、一心同体に近いくらい好きでした。
祖父が仕事から帰ってくると、嬉しくて嬉しくて、踊ったり、歌ったりするほどでした。
確か小学5年生くらいだったと思います。ある日、大好きな祖父と幽霊がいるかいないかの話になりました。そして話はメチャメチャなのですが
死んだら必ず幽霊になるという前提で話をしていて
「おじいちゃん!先に死んで、もし幽霊になったら、僕に幽霊がいるということを、怖くない方法で教えて!」
「よっしゃ!わかった!もしワシが死んで、幽霊になったら必ず怖ない方法で、教えちゃる!」
こんな約束をしたことを、はっきり私は覚えています。(ふたりともアホですが)
あれから50年ほどの月日が流れ、私がおじいちゃんになりましたが、未だに祖父からのメッセージが無いのは、幽霊はいなかったということなのでしょうか?