ついにあなたは、この文章を読むことになった。
この文章は、信じられないかもしれないがあなた自身があなたに呼びかけているのである。
つまり私はあなたなのである。
率直に言うが、この世界はすべてあなたの創作物なのである。
あなたの暮らす家も、あなたの毎日眠っているベッドも、あなたの家族も、あなたの友達もすべて、あなたが考えて作っている幻想に過ぎない。
この世界にはあなた一人しかいなく、すべての物や現象はあなたの想像物でしかないのである。
想像は天衣無縫。すべてのつじつまが合うように作ることができる。だからあなたはいつまでも気がつかないのである。
他の人たちに紛れ、世の中の一部だと考えているかもしれないが、それはすべてあなたが作り出しているだけのもの。
だから生まれることも、死ぬこともない。永遠にあなたしかいないのである。
こんなことを気がつく必要はどこにもないので、このままあなたのつくった世界で泡沫の夢を見ているのも何も問題はない。
しかしいつか夢は必ず醒める。そして今まで見ていたのがすべて夢であったことを思い出す。
早くこのことに気がつく必要はない。十分にこの夢を楽しめばいい。元に戻れば、永遠に続く暗黒の暗闇なのだから。
ちょっとした、エネルギーの淀みのようなもので、長い時間の中ではほんの一瞬のエネルギーの淀みなのである。
死なないが、永遠で、一瞬の意識は、死んでいることと同じである。
なんちゃって